2007年05月07日

久保田早紀さんと高田みづえさん

先月に続き昔話を。
あちこちで書いているのですが、ボクには距離感と音感がありません。
「駅から○○メートルくらいまっすぐに行くと」
と説明されてもぴんと来ないのです。面積も然りで、坪数もアール・ヘクタールも、平方キロメートルも、いずれで表記されてもぴんと来ない。「東京ドームの○○倍」と言われてもだめ。
音感。音痴ではないらしいのですが、ドレミもイロハもわからない。もちろん楽譜を見てもちんぷんかんぷんです。赤ちゃんの産声が「ラ」の音だそうで、このように言われると何とかわかります。だから教会で聖歌隊に入っていた頃は苦労しました。ボクが苦労したのではなく、ボクを指導する方が苦労したのです。
家でほとんど音楽を聞かなかったから音感がないのです。

中学高校になりますと友人との話題で音楽がある程度のウェイトを占めるようになってきます。当時はニューミュージック全盛でありまして、ボクの周囲では長淵剛さん松山千春さんが人気を二分していました。高1の合唱コンクールの自由曲も松山さんの「大空と大地の中で」。でもボクはまったく知らなくて。今でもそうですが、家でもほとんど音楽を聴かなかったのです。
ただ松山さんの「夜明け」という曲だけは、『詩とメルヘン』という雑誌に載っていたので知ってました。
*ニューミュージックという言葉自体、もう使われなくなりましたね。

そんなボクでしたが、久保田早紀さんだけは別でした。
「異邦人」で彗星のようにデビューしたのが1979年、ボクが中3の頃。そりゃもうものすごい人気で、音楽に無縁なボクでもさびの部分はいやというくらい聞きました。でも高校受験の真っ最中でしたから、きちんと聞いたことはありません。それに当時は世界史にはほとんど知らなかったので、「シルクロー
ドのテーマ」と言われてもまったく興味がわきませんでしたね。
*同年『3年B組金八先生』とその主題歌「贈る言葉」が大ヒットしましたけれど、これも知らなかった。

それが翌年の夏には久保田さんのファンクラブに入っていました。
当時購読していた『天文ガイド』という雑誌。この6月号に久保田早紀さんのインタビュー記事が載っておりまして、彼女も天体望遠鏡を持っていること(機種名や口径もすらすらと述べていた)や、彼女の曲すべてに無限・宇宙・自然というテーマがこめられているのだ、という言葉を見て、いっぺんに好きになってしまいました。
早速妹が持っていたファーストアルバム『夢がたり』を聴きますと、インタビューで仰るとおりのテーマを感じさせる、今までに聴いたこともない―といっても、今までほとんど音楽を聴いていなかったのですが―不思議な雰囲気の歌です。そして美しい歌声。高音になると少しハスキーがかかって、本当にきれいでした。容姿もかわいらしくて、当時近所に住んでいた従姉から
「東海クンはこういうコがタイプなんだ〜」
とからかわれたりしたものです。言われるたび「天文ガイドの〜」と必死で否定したのですけどね。

*実を言うとボクが好きだったのは、2こ年上の、ボクなんかより頭がよく、スポーツも万能だった、この従姉だったんですよ。

ボクが一番好きなのは、サードアルバム『サウダーデ』


特に「トマト売りの歌」というのがお気に入り。トマトは嫌いなのですけれどね。
シングルでは「ねがい」。実はこの曲をイメージに源頼朝の長女大姫、長男頼家を扱った歴史モノを書いたことがあります。小説というほどたいそうなものではなく、べたべたなロマン調で、多分に少女漫画の影響を受けたものでした。


高田みづえさんは高校3年の時にラジオで「愛の終りに」を聴いた頃からのファン。ファンとしては後発組で、当時はすでにアイドルという位置づけではなく、実力派の女性シンガーでした。
アイドル時代からみづえさんは歌唱力が高いと評判で、デビュー曲の「硝子坂」をはじめ「青春U」「真夜中のギター」「私はピアノ」「そんなヒロシに騙されて」などカバー曲が多かったです。
彼女の場合は歌よりも容姿に惚れた部分が大きかったかなあ。ボクにも思春期があったのです。年齢的にもちょっと年上のお姉さん、大人の女性を感じさせました。恥ずかしながら夢に見たことがありますよ。夢の中でデートをしました。恥ずかしい限りです。
ボク自身が高校生、大学生になっていたんで、追っかけなぞしませんでしたが、レコードはすべて買い集めました。後発のファンとしてシングルを集めるのに苦労しましたね。旅行などに行って、地方のレコード屋に入るのが楽しみでした。
苦労して集めたレコードですが、引越しを繰り返すうちにほとんど手放してしまいました。今でも数枚残ってますが、プレイヤがないのでジャケットを眺めるだけです。
しかし『高田みづえ全集』というCD6枚組みのが出ておりましてね、シングルAB面だけでなくアルバム曲もかなり入っている―といってもすべてではない―のを買いました。15000円もしたのですけれど。

大学時代にはMTVが放映を開始。プロモーションビデオというやつを流す番組。当時は新鮮でした。マドンナシンディ・ローパーマイケル・ジャクソンなどが大変人気がありまして、ボクも「スリラー」のビデオを見てレコードを買ったクチです。
*あの頃のマイケルはまだ見られる顔だったなあ

そんなこんなでやがて聴かなくなってしまったお二人の歌。それぞれが引退するときにはもう興味をほとんどなくしていたという薄情なファンでありました。
その後もたまにCDを引っ張り出して聴くことはあります。するとどうでしょう。10代20代では頭でしか理解していなかった歌の内容がわかるようになって。ボクも大人の経験を積んだということでしょうか。
posted by タレイラン at 04:20| 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) | 好き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
音感がない。と仰いますが、歌むっちゃ上手ですやん。
私は、楽譜など読める人の方が珍しいのでは?って思ってるんですが・・・

とりあえず、思ったことだけでーす^^;
Posted by だいこん at 2007年06月27日 23:19
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