2006年07月03日

好きな名探偵

エルキュール・ポアロ(ポワロ)Hercule Poirot

名探偵の代名詞といえばやはりシャーロック・ホームズ。そのあまりの有名さゆえに作品外でのキャラクタやトリックの露出も多く、ボクも小学生の間に主要な事件とトリックはほぼ「知らされて」しまい、推理小説としてよりは冒険小説として読んでいました。

ルパン明智小五郎(というより少年探偵団)もそう。少年向けのシリーズも出ていましたからね。

小学校高学年から文庫本を読むようになり、創元推理文庫ハヤカワミステリ文庫を知り、そしてアガサ・クリスティに出会ったのです。

クリスティはシリーズで活躍する名探偵を何人か創り出しましたが、とりわけ有名なのがミス・マープルとポワロでしょう。
ポワロにはヘイスティングズ大尉というワトソン役もしばしば登場します。また『アクロイド殺人事件』『オリエント急行殺人事件』『ABC殺人事件』などミステリ史上屈指の名作で活躍しており、ホームズの後継者にふさわしい名探偵の一人といえましょう。

もっともポワロのキャラクタはずいぶんとユニークで(名探偵は大なり小なりユニークなものですが)、あえてホームズの反対を意識した描かれ方もされております。

ホームズが痩せ型の長身で身なりにはさほど気を使わず、実地の調査も重要視しているのに対し、
ポワロは小柄でおしゃれに気を使い、実地の調査よりも「灰色の脳細胞」を駆使して、時には人間の心理をつきながら推理を進めてゆきます。
ベルギー人である彼は、ところどころにフランス語を交え、尊大な口ぶりで話すなど、外見だけでなく言動もコミカルに描かれることがあります。
ちなみにボクが一番最初に知ったフランス語は、ポワロのよく口にする「モナミ(mon ami=わが友)」でした。


この「ホームズ後の読書体験」、ホームズやルパン、少年探偵団の後に誰を読んだかでその人の好みが変わってくるらしく、興味深いものがあります。たとえばボクはクリスティでしたから機械的なトリックより心理的なものを好み、友人はカーが大好きでしたので密室マニアとなり、別の友人はクイーンが好きでロジックを好み、、、というように。

そして中学〜高校の頃が名探偵というキャラに「萌える」最後の時期なんでしょうか。その後いくつかの名探偵ものを読みましたが、この時期に読んでいたほど強く惹きつけられることはありませんでした。


城平京さん『名探偵に薔薇を』瀬川みゆきに出会うまでは。
posted by タレイラン at 18:39| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 好き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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